2018-06-05 詩篇『波形観測』 虹があなたに突然襲いかかるとき あなたもまたあなたを襲っている 白い小屋 蝋人形の葛藤 天王星がプリズムを飲む 未知の木々も島々も 硬い印を押し付けられている あんなに微かに 共謀された敗走 鉄の輪をランプに翳す 釘付けにしてしまえば 万事は上々 一人のイヌイット 今風の一角獣 恐る恐る吊橋が近づく 白鳥をヴェールで染め上げよう 夏の距離をへし折るために あらゆる所 あらゆる村々で 私は踊る 燃え残った広場で 時計に残された僅かな位相を